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返済不要の資金調達方法6選!メリットとデメリットを分かりやすく解説

#資金調達

資金調達方法のなかには、返済不要のものがいくつかあります。ただし、返済不要の資金調達方法はそれぞれに特徴が異なり、さまざまなメリット・デメリットがあります。

本記事では返済不要の資金調達方法を6種類紹介し、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

目次

返済不要な資金調達方法とは?

返済不要な資金調達方法は、主に次の6つです。

  • ファクタリング
  • エンジェル投資
  • ベンチャーキャピタル
  • クラウドファンディング
  • 助成金・補助金
  • 遊休資産の売却

それぞれについて詳しく解説します。

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返済不要の資金調達方法①ファクタリング

ファクタリングとは

ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に売却して早期資金化する方法です。売掛債権とは、サービスの提供や品物の販売などを行った会社が、取引先や顧客から代金の支払いを受ける権利のことを指します。

ファクタリングには、債権者とファクタリング会社で取引を行う「2者間」と、債権者、ファクタリング会社、売掛先で取引を行う「3者間」の2種類があります。詳しくは、次の記事を参考にしてください。

ファクタリングとは?仕組みやメリットなどを図で説明

ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリングのメリット・デメリットは次の通りです。

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ファクタリングのメリット ファクタリングのデメリット
  • ほかの方法と比較した場合、早めの資金調達が可能
  • 自社の業績よりも、売掛先の業績や信用が重視されやすい
  • 未回収リスクを回避できる
  • 2者間の場合、手数料が比較的高い
  • 3者間の場合、企業の資金繰り悪化の懸念により、今後の取引に影響する可能性がある
  • 売掛先の業績次第では資金調達ができない

ファクタリングは、ほかの資金調達方法に比べて資金調達までが非常にスピーディーです。例えば、エンジェル投資やベンチャーキャピタルの場合、初回のプレゼンから着金まで数ヶ月かかることも少なくありません。ファクタリングならサービスによる違いはあるものの、最短で翌営業日に振り込まれます。

当社では、スタートアップ向けに売掛債権買取サービス『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』を提供しています。審査通過後、最短翌営業日に最大数億円の資金調達が可能で、資金調達が未経験のスタートアップ企業でも利用できます。

マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startupsについて詳しくはこちら

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返済不要の資金調達方法②エンジェル投資

エンジェル投資とは

エンジェル投資とは、ベンチャーやスタートアップへの出資を行なう個人「エンジェル投資家」から出資してもらうことで、主にプレシード期やシード期のスタートアップが選択する資金調達方法です。エンジェル投資家は元経営者や元実業家が多い傾向があり、融資ではなく投資のため、返済義務はありません。

エンジェル投資家の出資金額は、数百万から数千万円とケースにより異なります。出資した企業が株式上場後、発行された株式を売買することで、リターンを得るという仕組みです。そのため、企業の実績よりも事業の新規性や将来性を重視する傾向があります。詳しくは、次の記事を参考にしてください。

エンジェル投資家とは?メリットや注意点、探し方について解説

エンジェル投資のメリット・デメリット

エンジェル投資家のメリット・デメリットは次の通りです。

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エンジェル投資家のメリット エンジェル投資家のデメリット
  • 投資家個人による資金調達のため、ほかのエクイティファイナンスより比較的短期間で資金調達が可能
  • 経営に関するアドバイスがもらえる可能性がある
  • 人脈を紹介してもらえる可能性がある
  • 高額の資金調達は難しい傾向にある
  • 経営方針に干渉される可能性がある
  • 出資自体が受けられない可能性がある

エンジェル投資家の場合、投資家個人が出資を判断するため、次で紹介するベンチャーキャピタルに比べてスピーディーな資金調達が可能です。元経営者という方も多く、アドバイスに加え経営ノウハウが学べたり、取引先を紹介してもらえたりする可能性もあります。

一方、あくまで個人投資家であるため、出資額は限定されます。高額出資を求める場合は、複数のエンジェル投資家を探す必要があるでしょう。高額出資を求めるのであれば、ベンチャーキャピタルがおすすめです。

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返済不要の資金調達方法③ベンチャーキャピタルからの投資

ベンチャーキャピタルとエンジェル投資家は、基本的にどちらも株式を譲渡するエクイティファイナンスです。大きな違いは「投資会社」か「個人投資家」かになります。ベンチャーキャピタルは組織であるため、出資金額はエンジェル投資家に比べて高額になる傾向があります。

ベンチャーキャピタルとは

ベンチャーキャピタルとは、今後の成長の見込みがある未上場企業に出資する投資会社です。基本的には出資企業が将来上場した際に、事業や株式を売却し、利益を得ることが目的です。

ベンチャーキャピタルの運営主体は、銀行や証券会社、事業会社、政府系機関など多岐に渡ります。運営主体が変われば出資の方針や特色も異なるため、ベンチャーキャピタルを利用する際には自社との適性を確認しましょう。詳しくは、次の記事を参考にしてください。

ベンチャーキャピタル(VC)とは未上場企業への投資会社!メリットや注意点は?

ベンチャーキャピタルのメリット・デメリット

ベンチャーキャピタルのメリット・デメリットは次の通りです。

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ベンチャーキャピタルのメリット ベンチャーキャピタルのデメリット
  • 高額の資金調達が可能
  • 出資により財務状況が安定することで、金融機関などからの融資の可能性が高まる
  • 事業提携などの可能性がある
  • 資金調達の交渉に時間がかかる
  • 業績悪化により株式買収を求められる可能性がある
  • 経営干渉のリスクがある

ベンチャーキャピタルはエンジェル投資家よりも資金調達可能な金額が大きくなる傾向にあります。事業規模や将来性によっては数億円単位の調達も可能です。

ただし、調達可能な金額が大きくなるがゆえに審査は厳しく、交渉時間を要する可能性があるでしょう。また、契約によっては株式買収を求められる可能性があります。

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返済不要の資金調達方法④クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、不特定多数の個人から資金調達を受ける方法です。自社のビジネスモデルと合わせて活用することで、広告宣伝の効果も見込めます。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、インターネットを通じてプロジェクトやビジネス案を公開し、賛同したユーザーから資金を調達する方法です。プロジェクトやビジネスの魅力を積極的にアピールすることで、高額な出資が期待できます。

クラウドファンディングには、主に4つの種類があります。

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種類 特徴
寄付型
  • 商品・サービスのリターンはない
  • プロジェクトへの寄付を募る
購入型
  • 商品・サービスのリターンが前提
  • 支援者は購入を目的に支援が可能
ファンド型
  • プロジェクトの成果と出資額に応じてサービスや配当金などを提供
株式投資型
  • 非上場株式を発行し資金を調達
  • 業績に応じて配当金が受け取れる

 詳しくは、次の記事を参考にしてください。

クラウドファンディングとは?種類や出資を得るメリット、注意点を解説

クラウドファンディングのメリット・デメリット

クラウドファンディングのメリット・デメリットは次の通りです。

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クラウドファンディングのメリット クラウドファンディングのデメリット
  • 複数名からの少額出資により、資金を調達しやすい
  • WebページやSNSを通じて商品やサービスのアピールが可能
  • ビジネスや商品のファンづくりが期待できる
  • 目標金額に到達しないと赤字になる可能性
  • 高額資金の調達が難しい傾向にあるビジネスモデルの公開による盗用リスクがある

クラウドファンディングは不特定多数に自社のサービスや商品を認知してもらえるという利点があります。

ただし、目標に到達しなければ、十分な資金を調達できない可能性があるでしょう。

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返済不要の資金調達方法⑤助成金・補助金

地方自治体や国の助成金・補助金を使って資金調達することも可能です。地域により支援制度は異なるものの、起業したばかりのスタートアップやベンチャーが利用できる制度もあります。

助成金・補助金とは

地方自治体や国が実施する支援制度である助成金・補助金は、事業の実施によって発生する費用の一部を負担してくれます。

受給には審査があるため、申請前に確認が必要です。人材確保等支援助成金やキャリアアップ助成金など、多岐にわたって提供しています。詳しくは次の記事を参考にしてください。

補助金と助成金の違いは?申請の手順や注意点も解説

助成金・補助金のメリット・デメリット

助成金・補助金のメリット・デメリットは次の通りです。

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助成金・補助金のメリット 助成金・補助金のデメリット
  • 比較的まとまった金額の助成・補助が受給可能
  • 助成金申請に併せ、労働環境改善の可能性
  • 受給までに時間がかかる
  • 起業したばかりの場合、審査が通らない可能性がある
  • 公募の期間は限定的かつ必要書面の作成が必要

利用できる助成金・補助金は、地域や起業からの期間、ビジネスモデルにより異なります。

また、中小企業労働環境向上助成金などを活用することで労働者の環境改善ができるなど、資金調達以外のメリットも期待できるでしょう。

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返済不要の資金調達方法⑥遊休資産を売却

不要な資産や現在使用していない資産を売却して資金調達することも可能です。売却により得た資金のため、返済の必要はありません。

遊休資産の売却とは

遊休資産の売却は、借地権、土地や工場、有価証券、備品や機械設備、ソフトウェアなど、事業で使用するために購入したものの、現在使用していない資産を売却し、資金調達を行う方法です。

基本的には、ある程度の規模を持つ企業に向く資金調達方法です。資産の少ないスタートアップで用いられるケースはほぼありません。

遊休資産を売却するメリット・デメリット

遊休資産を売却するメリット・デメリットは次の通りです。

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遊休資産を売却するメリット 遊休資産を売却するデメリット
  • 資産価値の範囲で資金の調達が可能
  • 固定資産税や管理費等の負担軽減
  • 買い手が見つからなければ売却は不可能

遊休資産や不良債権の売却による資金調達は、自己資金比率の改善にもつながります。

一方、土地や工場は買い手が見つからなければ売却できず、資金調達がスムーズに進まない可能性もあります。足元を見られ、想定よりも低い金額での売却となるケースも考えられるため注意が必要です。

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まとめ

返済不要の資金調達方法はいくつもあります。実施に至るスピード感や得られる資金額などを考慮し、どの方法を利用するかを慎重に見極める必要があります。特にスタートアップは、資金調達方法の選択を誤るとランウェイを乗り切れず、成長が鈍化したり経営が行き詰まったりしてしまうこともあるでしょう。

スタートアップの資金調達におすすめなのが売掛債権の売却による資金化です。ほかの資金調達方法に比べ、短期間かつスムーズに利用できます。また、売掛債権を現金化するため、自社の業績に左右されないというメリットもあります。

当社の『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』の特長は、次の通りです。

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  • 審査通過後、翌営業日に入金可能
  • 複雑な書類手続きは不要

現在成長段階にあるスタートアップにも多数ご活用いただいています。まずはお気軽にご相談ください。

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