CASE
ご利用事例

出資債権の活用による資金調達が可能な「柔軟性」と実行までの「スピード感」に圧倒されました。

Turing株式会社さま

Turing株式会社さま

  • 業種
    ディープテック
  • 設立
    2021年
  • 所在地
    東京都
  • 調達金額
    1億円~
事業概要
AIを使用した完全自動運転車両の開発

課題・背景

  • エクイティファイナンスが想定よりも遅れたことで、急遽ブリッジファイナンスが必要になった。
  • 売上が立たないビジネスモデルなため、ファイナンスの選択肢が非常に限られていた。
  • 必要としていた「スピード感」と「金額」を満たす資金調達方法を見つけられていなかった。
↓

効果

  • ブリッジファイナンスを行うことで事業運営を安定させ、技術開発を継続することができた。

決め手

  • 調達に至るまでの「柔軟性」
  • 資金調達実行までの「スピード感」と「調達できる額」
Q

御社の事業内容を教えてください。

A
「”ハンドルのない車”での完全自動運転の実現に向け、AIを含めた技術開発を行っています。」

 カメラとAIを組み合わせた仕組みを用いることで、あらゆる条件下において車が人間の代わりに運転操作を行う「完全自動運転」の実現を目指しています。
 現在の自動運転技術の主流は、LiDARと呼ばれる”センサー”と高精度の”マップ”、そして位置情報を取得する”GPS”の組み合わせで構築されています。一方で、当社では「自動運転に必要なのは良い”目”ではなく良い”頭”である」というコンセプトを元に、多くのセンサーや高精度地図を用いるのではなく、カメラ画像を解析して直接運転指示を行う”頭”、つまり高度な自動運転AIを開発しています。これによって、実質的にどんな場所や状況に置かれても、AIが人間と同様の判断を行いつつ安全に車両を走行させることができるようになると考えています。

Q

なぜ『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』の利用を検討されたのですか?

A
「エクイティでの調達予定が遅れ、急遽ブリッジファイナンスの調達が必要になりました。」

 自動運転の実現のためには、生成AI開発など研究開発に非常に多くの時間と費用が必要になります。売上ゼロの状態で技術開発を積極的に行うディープテック・スタートアップとしては、定期的にエクイティファイナンスで資金調達を行い、技術開発を行うビジネスモデルになります。
 そのため、エクイティでの資金調達は常に検討していた状況だったのですが、今回、エクイティファイナンスのスケジュールが想定よりも遅れたため、急遽ブリッジファイナンスとして利用を検討しました。

Q

『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』を選んだのはなぜですか?

A
「率直に言うと、”他に選択肢がなかった”からです。」

 今回は、緊急でブリッジファイナンスが必要になったため、「調達までのスピード感」と「調達金額」が非常に重要な判断基準となりました。
 その上で、資金調達におけるあらゆる選択肢を検討しましたが、当社のように技術開発段階で売上ゼロの会社に対して、短期間でブリッジファイナンスを行えるサービスや金融機関を見つけることは簡単ではありませんでした。銀行でも、投資契約が既に締結済みであり入金まで1~2週間という状況にならなければ融資できないと断られました。
 そのような状況で、「マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups」を紹介してもらい、「出資債権買取」を活用することで当社が必要としている「スピード感」と「金額」の調達が可能ということがわかり、利用を決めました。

Q

『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』を利用していかがでしたか?

A
「調達に至るまでの審査や各種やりとりの柔軟性に圧倒されました。」

 当社は売り上げを立てずに技術開発を行っているディープテックスタートアップです。
 その状況下でもブリッジファイナンスを実行できたのは、当社に関わるステークホルダーの言わば信頼を考慮してもらえたからだと感じています。創業者である山本をはじめ経営幹部のトラックレコード、出資頂いているベンチャーキャピタルのコミットメント、そしてスタートアップコミュニティの中でのコネクションなど、通常は数値化・価値化できないこうしたバックグラウンドを評価してもらうことができた結果だと捉えています。これは、マネーフォワードケッサイという会社自体が、スタートアップコミュニティの中心で多くのコネクションを持ち、スタートアップの実情を把握しているから可能なことだと考えています。既存の金融機関では実現することができないこの「柔軟性」は、スタートアップの資金調達においては非常に重要であり画期的なものだと感じています。

Q

最後に、今後の展望と導入を検討されている企業様へのメッセージをお願いします。

A
「柔軟かつ迅速に資金調達ができることは、ファイナンスの遅れやキャッシュフローの変動を補完する意味で心強い選択肢になります。」

 スタートアップの中でも、売上より先に開発費がキャッシュアウトしていく技術開発型のスタートアップは、多くの場合に開発期間の資金をエクイティでつなぐビジネスモデルになります。このような場合、キャッシュフローがない中でデッド等での資金調達のハードルは非常に高くなります。その中で、今回当社が利用した「マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups」では「出資債権買取」を活用した資金調達を行うことが可能になります。これによってキャッシュフローの変動を短期的に補い、事業運営を円滑に進めることができるため、資金調達の観点で非常に有効な選択肢になると考えています。

 今後の当社の展望としては、現在、都内の道路を人の介在なしに自動運転で30分間走行する「Tokyo30」というプロジェクトの2025年内の実現に向けて、自動運転AIの開発を進めています。積極的な技術開発とそれを支える組織づくり、そしてそれを実現するための資金調達という好循環を止めないためにも、「マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups」も含めたあらゆる選択肢を状況に応じて効果的に用いていきたいと考えています。

Turing株式会社さま

チューリングは、完全自動運転車両の開発に取り組むスタートアップです。カメラから取得したデータのみでステアリング、ブレーキ、アクセルなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E(End-to-End)の自動運転AIを開発しています。高度な自動運転を実現する「生成AI」、AIを車載で動かす「半導体」、車両とAIを一体化させる「自動運転システム」の3軸の開発を同時に進めることで、2030年までに完全自動運転を実現することを目指しています。

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スタートアップ企業向け資金調達の新しい選択肢
「マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups」

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