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エンジェル投資家とは?メリットや出資してもらう際の注意点について解説

#資金調達

エンジェル投資家とは起業して間もない企業に資金を出資する個人投資家のことです。エンジェル投資家から投資を受けることにはどのようなメリットがあるのか、何に注意をすべきかについて解説します。エンジェル投資家の方を、イベントやサイトなどで探す方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

エンジェル投資家とは?

エンジェル投資家とは、まだ実績があまりない企業に出資する個人投資家のことです。エンジェル投資家は、企業の実績ではなく将来性や新規性、ビジネスモデルなどから出資するかどうかを判断します。

エンジェル投資家が出資する金額は数百万円から数千万円規模と様々です。起業したばかりの企業は実績や信用がないため、金融機関から融資をうけることが難しくなる傾向にあります。しかし、エンジェル投資家であれば実績とは異なる基準で評価するため、資金調達できることもあるでしょう。

エンジェル投資家は、出資した企業から株式などを受け取ることもあります。将来、企業が成長したときには配当を、また、上場したときには売却益を得ることが期待できるでしょう。

ところで、エンジェル投資家と間違えやすい「ベンチャーキャピタル」とは、主にベンチャー企業を対象に出資を行う投資会社です。まだ実績があまりない企業に出資するという点ではエンジェル投資家と同じですが、エンジェル投資家は個人投資家であるのに対し、ベンチャーキャピタルは会社などの組織であることが異なります。

ベンチャーキャピタルの目的は、出資先が上場したときに株式や事業を売却して差益を得ることです。そのために出資先の企業に積極的な経営支援を行い、企業価値の向上と上場実現を目指します。

▼より詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
「ベンチャーキャピタル(VC)とは未上場企業への投資会社!メリットや注意点は?」

エンジェル投資家が出資する理由

エンジェル投資家が出資を行う理由はさまざまです。例えば、自分自身も起業した経験があり、純粋にこれから成長する企業を応援したいという気持ちから出資を行うエンジェル投資家もいます。また、出資時に受け取る株式から利益を得ることを目的としているエンジェル投資家も多いです。

さらに、名声のために出資を行うケースもあります。出資した企業が大きく成長すれば、その成長を後押しした投資家としての評判を得られるかもしれません。

エンジェル投資家の出資先

エンジェル投資家は、起業したばかりの企業やスタートアップ企業、ベンチャー企業などに出資することが一般的です。ただし、組織的に営利目的で出資を行うベンチャーキャピタルとは異なり、エンジェル投資家は投資家自身の自由意思で出資を行います。そのため、起業したばかりの企業以外に出資する可能性もあると考えられるでしょう。

▼より詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
スタートアップが活用可能な資金調達方法5つを紹介!メリットデメリットも解説

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エンジェル投資が必要になるラウンドとは

プレシードラウンド

プレシードラウンドは、スタートアップ企業が事業開始のために資金を調達する初期段階を指します。エンジェルラウンドとも呼ばれ、主にエンジェル投資家からの資金調達を目指します。

調達額は比較的少額であり、数百万円から数千万円規模が一般的です。調達期間は1日〜1ヶ月程度が目安になります。

資金の具体的な使途は、アイデアを形にする初期開発や市場調査、プロトタイプ開発、ビジネスモデルの検証に必要なコストなどが挙げられます。

シードラウンド

シードラウンドとは、実際にビジネスを始める前段階です。エンジェルラウンドから一歩進み、スタートアップはビジネスモデルを定めて法人を設立しています。主にエンジェル投資家やVC(ベンチャーキャピタル)からの資金調達が一般的です。

資金調達額はプロダクトや市場規模に応じて大きく異なりますが、一般的な相場は数百万から数千万程度です。資金調達の期間は、準備から実際に資金が手元に入るまでに1日〜3ヶ月程度かかります。

資金使途はアイデアやコンセプトを実現することで、MVPの作成や仮説検証などが行われます。

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エンジェル投資家に出資してもらう3つのメリット

エンジェル投資家から出資を受けることは、企業にとっていくつものメリットがあります。主なメリットとしては、次の3つが挙げられるでしょう。

  1. 返済の義務がない
  2. 経営アドバイスを得られることがある
  3. 取引先などを紹介してもらえることがある

それぞれのメリットについて解説します。

1.返済の義務がない

エンジェル投資家は、融資ではなく出資という形で企業に資金を渡します。そのため、企業側には返済の義務がありません。

返済の義務がないことは、起業したばかりの企業にとって大きなメリットといえます。金融機関などから多額の融資を受けると、毎月の返済額も多くなるため、その分、事業に使える資金が減り、企業成長が阻害されることもあるからです。

2.経営アドバイスを得られることがある

エンジェル投資家によって、出資先の企業との関わり方が異なります。積極的に経営に関わるエンジェル投資家であれば、企業成長に役立つ有益なアドバイスが得られる可能性があるでしょう。エンジェル投資家の中には実際に起業経験があり、企業を大きく成長させてきた方もいるため、実践的なアドバイスや具体的なサポートを得られることもあります。

3.取引先などを紹介してもらえることがある

エンジェル投資家の中には、単なる経営アドバイス以上のサポートをする方もいます。例えば、人脈や取引先などを紹介し、より短期間で成長できるように手を差し伸べてくれることもあるでしょう。

エンジェル投資家ごとに出資先とのスタンスは異なります。出資を受ける前にどのようなスタンスでサポートしてくれるのか確認しておくと、より自社に合う関わりを築けるようになるでしょう。

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エンジェル投資家側のメリット・デメリット

ここでは、エンジェル投資家側のメリットとデメリットを解説します。

エンジェル投資家側のメリット

エンジェル投資家側のメリットは、低い株価や創業間もない企業に投資して株式を取得し、IPOやM&Aなどのイグジットの際に株式を売却して利益を上げることが挙げられます。企業が成長し株価が上昇すると、投資額を大きく上回る利益が期待できるでしょう。

さらに、税制上の優遇措置を提供する制度「エンジェル税制」を受けられる可能性があります。特定のベンチャー企業に投資した際、投資額の一部を所得税から控除できる制度です。

参考:経済産業省|エンジェル税制

エンジェル投資家側のデメリット

スタートアップ企業は立ち上がって間もないため、事業が成功するかどうかの不確実性が高く、途中で頓挫するリスクがあります。2022年時点において、業歴10年未満の倒産件数は前年比20%増の1,875件で、倒産全体の約3割を占めています。そのため、スタートアップ投資はハイリスクハイリターンであるといえるでしょう。

また、事業が失敗した場合、投資資金は回収不能になる可能性があります。融資と異なり、投資には返済義務がありません。だからこそ、エンジェル投資家はリターンが見込めるかどうかを慎重に見極めようとします。
参考:日本経済新聞|日本のスタートアップ倒産、全体の3割 27年ぶり高水準

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エンジェル投資家の出資を受ける際の5つの注意点

エンジェル投資家から出資を受けるときには、いくつか注意すべきポイントがあります。特に注意したい点としては、次の5つが挙げられるでしょう。

  1. 上場を目指さないと出資を受けられないことがある
  2. 企業成長を期待される
  3. そもそも出資を受けられないことも多い
  4. エンジェル投資家が経営に参加することもある
  5. 出資額が少ないこともある

それぞれの注意点について、わかりやすく解説します。

1.上場を目指さないと出資を受けられないことがある

見返りを求めずに出資するエンジェル投資家もいますが、株式を受け取り、上場時に売却して利益を得ることを目的として出資するエンジェル投資家も少なくありません。

上場時の利益目的のエンジェル投資家であれば、元々上場する予定のない企業には出資をしないでしょう。上場を目指さない場合は、後でトラブルにならないためにも事前にエンジェル投資家に伝えておくことが必要です。

2.企業成長を期待される

利益目的のエンジェル投資家はもちろんのこと、名声目的のエンジェル投資家も、投資先の企業には成長を期待します。企業内の雰囲気や戦略、ビジネスモデルなどを総合的に見た結果、成長が見込めないとエンジェル投資家が判断するときは、出資は受けにくいでしょう。

また、エンジェル投資家が「この企業は成長するだろう」と考えて出資したときは、企業側には成長することが求められます。「成長しなくても細々と維持できれば良い」というスタンスで起業している場合は、エンジェル投資家の出資やサポートが負担になるかもしれません。

3.そもそも出資を受けられないことも多い

エンジェル投資家は数が多いわけではありません。一方、起業したばかりの企業は数多くあります。そのため、エンジェル投資家と出会う機会がない、あるいは出会うことができてもライバルとなる企業が多くて出資を受けられないことがあるでしょう。

またエンジェル投資家は、「自分自身も起業家である」「かつて起業家だった」という方も多いため、出資する企業を見極める際の基準は厳しいと考えられます。基準に合わないときは、たとえ利益や名声目的のエンジェル投資家でなくても出資を受けられないでしょう。

4.エンジェル投資家が経営に参加することもある

エンジェル投資家の中には、経営に参加することを条件として企業に出資する方もいます。役員会に参加するだけではなく、積極的な提案を行ったり、経営陣の意見をあまり尊重しないで自分自身のアイデアを強く主張したりすることもあるでしょう。

出資を受けた後に後悔することがないよう、契約時に経営についての条件を確認することが大切です。また、出資の条件にエンジェル投資家の経営参加が含まれているときは、どの程度関わるのか、企業にどれほど頻繁に訪れるのかなどについてもチェックしておきましょう。

5.出資額が少ないこともある

ベンチャーキャピタルは数億円単位で出資するケースもありますが、エンジェル投資家は個人で出資を行うため、出資額が少ないこともあります。エンジェル投資家から受け取った出資額だけでは創業資金や運営資金が不足する場合は、他の方法でも資金調達が必要になることがあるでしょう。

資金調達は、日本政策金融公庫や金融機関からの融資、国や自治体の助成金などの幅広い方法を検討することが必要です。数が少なく、なおかつ基準が厳しいエンジェル投資家からの出資は、最初から想定して予算を組むほどには確実性が高くないので注意しましょう。

▼より詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
「【資金調達の方法】各方法のメリットや注意点を法人・個人別に解説」

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エンジェル投資家の探し方

エンジェル投資家がニュースや評判などから特定の企業に目を付け、自分自身で探し当てて出資をするというケースもあるかもしれません。しかし、「特許を取得した新技術があり、話題になった」「従来のビジネスモデルとは大きく異なる点に注目され、テレビの取材を受けた」などのケースではない限り、単に待っていてもエンジェル投資家に会うことは難しいでしょう。

エンジェル投資家から資金提供を受けたいときは、経営者自身が積極的に探す必要があります。エンジェル投資家を探す方法としては、次の3つが挙げられるでしょう。

  • 知り合いなどからの紹介
  • 起業家の交流会やイベント
  • マッチングサイト

それぞれの方法について、詳しく解説します。

知り合いなどからの紹介

エンジェル投資家を知っている方が身近にいる場合は、紹介してもらうという方法があります。経営者仲間の中には、エンジェル投資家から資金提供を受けたという方もいるかもしれません。

エンジェル投資家は投資家としての活動以外にも積極的に行っていることが多いため、基本的には多忙です。しかし、実際に資金提供をしたことがある経営者や、直接の知り合いから紹介された場合には、会う時間を作ってくれる可能性があるでしょう。

起業家の交流会やイベント

起業家が集まる交流会やイベントには、エンジェル投資家が参加していることがあります。特に利益や名声目的のエンジェル投資家であれば、成長しそうな企業を見つけるために積極的な活動をすると考えられるでしょう。

エンジェル投資家に出会いたい経営者は、起業家同士の集まりに意欲的に参加することもできます。エンジェル投資家に出会えなくても、エンジェル投資家を紹介できる経営者と出会えるかもしれません。

マッチングサイト

インターネット上には、経営者とエンジェル投資家をつなぐマッチングサイトもあります。条件でエンジェル投資家を選んで資金提供を申し込むことができるのも、マッチングサイトの特徴です。「経営に参加してほしい」「経営にはノータッチでいて欲しい」「上場を条件としないで欲しい」などの条件がある方も、エンジェル投資家を探しやすくなるでしょう。

しかし、中にはエンジェル投資家ではないのにエンジェル投資家のふりをして、資金をだまし取ろうとする詐欺師が潜んでいることがあります。信用できるサイト・相手かを見極めてから利用するようにしましょう。

マッチングサイトの利用に不安を感じるときは、エンジェル投資家に直接連絡を取る方法を検討してもよいかもしれません。エンジェル投資家の中にはSNSやホームページを開設し、経営者とコンタクトを取れるようにしている方もいます。SNSや検索エンジンを使い、エンジェル投資家を探してみましょう。

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エンジェル投資を受ける方法

エンジェル投資を受けるまでの流れはさまざまありますが、一般的には次のとおりです。

  1. 自社の資料を準備する
  2. エンジェル投資家に対してプレゼンする
  3. エンジェル投資家と条件を交渉する

各ステップを詳しく解説します。

自社の資料を準備する

エンジェル投資を受けるには、まず自社の資料を準備します。エンジェル投資家が求める主な資料は次のとおりです。

企業情報
  • 会社謄本
  • 定款
  • 役員名簿と個々の役員の経歴
  • 株主名簿
  • WebサイトのURL
  • 会社案内のパンフレット
財務情報
  • 決算書(直近2期分)
  • 試算表(直近2ヶ月分)
  • 販売管理費明細表
  • 銀行残高と借入残高(直近)
事業情報
  • 事業計画書
  • 主要取引先リスト
株式・資本政策
  • 資本政策案
  • 株価算定表
  • 発行済株式の概要

投資家によって求める資料は異なるため、すべての資料が必要なわけではありません。ただし、多くの資料を揃えたほうが、エンジェル投資家は投資の可否判断をしやすくなります。

また、「印象が悪くなる」と考え、一部の資料を提出しないのはやめましょう。必ず求められる資料をすべて提出することが大切です。

エンジェル投資家に対してプレゼンする

資料を準備したら、エンジェル投資家にプレゼンテーションします。資料やパワーポイントなどを用いて行いますが、資料を最初から最後まで読み上げる必要はありません。次のポイントに絞って、自社をアピールしましょう。

  • ビジネスアイデア
  • ビジョン
  • 市場の機会
  • 競争優位性
  • 財務予測
  • イグジット(出口)戦略 など

具体的なデータや事実を提供し、ビジネスが収益を生む可能性や出口戦略について説得力をもって提示しましょう。

プレゼンテーションにおいて重要なのが時間です。エンジェル投資家によっては、数分程度しかプレゼンテーションの時間を設けられない場合もあるでしょう。プレゼンテーション時間が「2〜3分の場合」「5分の場合」「10分の場合」など、いくつかの選択肢を用意しておきましょう。

エンジェル投資家と条件を交渉する

プレゼンテーションが成功すると、エンジェル投資家からの投資が決まります。投資が決まったら、お互いに条件を出し合います。主に投資額や投資時期、持株比率、エンジェル投資家の経営に対する関与の有無または方法などを話し合うことが多いです。

契約の種類にはさまざまな種類があります。一般的なのは次の3つです。

投資契約 エンジェル投資家と企業との間で結ばれる、一般的な契約
株主間契約 企業と該当するエンジェル投資家だけでなく、投資契約とともにほかの株主とも交わすことになる契約
総数引受契約 エンジェル投資家が企業から発行される株式の全量を引き受ける契約
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エンジェル投資を受けるためのポイント

エンジェル投資は必ずしも成功するとは限りません。とりわけ出資額が大きかったり、創業して時間が経っていなかったりする場合、成功確率は低くなります。

成功確率を上げるためのポイントは次のとおりです。

  • ビジネスプランをわかりやすく伝える
  • 自身の熱量や熱意をアピールする
  • プレゼンテーション力を鍛える
  • 出口戦略についても用意しておく

ビジネスプランをわかりやすく伝える

エンジェル投資を受けるためには、投資家へビジネスプランをわかりやすく伝える必要があります。スタートアップの場合は損益計算書(PL)や貸借対照表(BS)で自社をアピールできないため、事業計画やビジネスプランに共感・理解してもらうことが重要です。

エンジェル投資家に共感・理解してもらうには、明確な事業計画の立案と具体的な戦略の提示が欠かせません。また、市場のニーズや競合分析の結果を示し、事業がどのように市場にフィットしているかを説明することも大切です。

事業計画や資金調達額の妥当性など、細部までわかりやすく伝えることを心がけましょう。

自身の熱量や熱意をアピールする

エンジェル投資では、創業者自身の人物像や熱意も成功を呼び込むために重要な要素です。プロダクトが存在せず、アイデア段階であることも少なくないため、エンジェル投資家は「経営者に事業を成功に導ける素質があるかどうか」を見極めようとします。

起業家に期待する点や起業家を判断するポイントは、エンジェル投資家によって異なります。資料やプレゼンテーションの内容から熱意を感じる人もいれば、起業家の行動や事業への向き合い方を評価する人もいるでしょう。

大切なのは、エンジェル投資家はVCやCVCなどと異なり、個人であるという点です。個人だからこそ、CVやCVCよりも主観的な考え方や人間的な感情が投資の可否につながる可能性があります。

プレゼンテーション力を鍛える

投資家へのプレゼンテーションでは、限られた時間内でビジョンと戦略を端的に示すことが大切です。

具体的には、市場分析や競合分析、財務予測などビジネスプランを支える根拠を提示し、妥当性を説明しましょう。特に、数字などのデータは説得力のあるプレゼンテーションの基盤となります。

プレゼンテーション力を鍛えるためには、何度も練習を重ね、タイミングや話し方を調整しましょう。他者にフィードバックを求め、改善点を見つけるのも効果的です。

出口戦略を用意しておく

エンジェル投資家に投資を打診する際には、出口戦略も考えておくことが重要です。エンジェル投資では、出資者は投資先企業がイグジットすることで投資のリターンを得たいと考えています。

出口戦略は主にIPOとM&Aの2つに分けられます。IPOは企業が証券取引所に上場し、公開市場で株式を売買可能にすることです。上場すると株券を自由に売却できるため、エンジェル投資家は出資時よりも高い価格で株券を売却できる可能性を手にできます。

M&Aは、ほかの企業による合併や買収を通じて出口をはかる方法です。比較的早期にリターンを実現できるため、特定分野で高い専門性を持つスタートアップにとっては有効な戦略です。

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まとめ

エンジェル投資家から出資を受けることで、負債を増やさずに経営拡大をはかることができます。しかし、エンジェル投資家から出資を受けることは容易ではありません。また、出資を受けられても、想定よりも金額が少なくなる可能性があります。

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