CASE
導入事例

1名体制のまま50倍の件数の請求書払いへの対応が可能に。 ビジネスの幅が広がり、売上が5〜6倍に拡大。

株式会社アドバンスト・メディア

株式会社アドバンスト・メディア

課題・背景

  • 請求業務まで全てWEB完結できるサービスを構築したかった

  • 請求書払いに対応するための社内リソースが不足していた

  • 請求書払いへの対応が、ビジネスの”幅”と”売上”のボトルネックになっていた

↓

効果

  • 顧客登録から請求までWEB完結のサービスを構築することができた

  • 社内の人員体制の変更なく、従来の50倍の件数の請求書払いに対応できるようになった

  • 請求書払いへの対応により、売上を5~6倍に拡大

「音声認識を誰でも利用可能な状態にすることを目標に、AI音声認識AmiVoiceを提供しています。」

御社の事業内容を教えてください。

HCI(ヒューマン・コミュニケーション・インテグレーション)の実現をビジョンに掲げ、音声認識ソフトウェア・クラウドサービス市場No.1(※)のAI音声認識AmiVoiceを主軸に、サービス事業、プロダクト事業、ソリューション事業という3つの事業を展開しています。

多くの自治体や企業がDXやデータ利活用に取り組む中で、データ収集自体を効率化できる音声認識技術にも注目が集まっていて、需要は急速に拡大しています。ユーザーの音声を文字化するだけでなく、生成AI技術などを用いてデータ活用などの付加価値を持つソリューションの提供が求められていると感じています。

AI音声認識AmiVoiceをAPIで提供しているAmiVoice APIは、ハードウェアを用意したりソフトウェアをインストールしたりすることなく、インターネットを通じて簡単に音声認識をご利用いただけます。このAmiVoice APIは、通話録音システムやWEB会議アプリなど、お客様側で開発している製品やサービスに音声認識を組み込みたいという要望にお応えするためのサービスです。

このサービスの請求において、マネーフォワード ケッサイを利用しています。

※出典:合同会社 ecarlate「⾳声認識市場動向2024」

「お客様からの要望を受け、請求書払いに効率的に対応できる体制を整える必要がありました。」

なぜ請求代行の導入を検討されたのですか?

AmiVoice APIは送信した発話音声時間に応じて料金が変動する従量課金制なので、月額の請求金額が数十円から数百円の少額で済むお客様も多い一方で、数十万円、数百万円という請求金額になるお客様もいらっしゃいます。また、当社の場合は毎月末までの利用分の請求業務を月初第1営業日中に締める必要があり、時間的な制約もありました。このため、基本的に決済手段はクレジットカードのみにしか対応しておらず、請求書払いに関しては、イレギュラーとして手作業で対応していました。

事業が拡大する中で利用金額が大きくなり、しだいに請求書払いを希望されるお客様も増えてきましたが、手作業で行っていた請求書払いの対応件数とそれにあたる人員を増やすことは現実的ではなく、請求書払いにも対応可能な決済代行サービスの導入を検討し始めました。

「手数料率と未回収リスクという判断基準もクリアしていて、管理画面のUI・UXに感銘を受け導入を決定しました。」

マネーフォワード ケッサイを選んだのはなぜですか?

当初、Google検索で決済代行サービスの比較サイトを見つけ、比較表などの情報を参考にしました。ここに掲載されていた他社も含めて3社のサービスを比較する中で、2つの項目を重視して検討しました。

ひとつは、「従来から利用しているクレジットカードと比較して手数料率が低いこと」、もうひとつは、「未回収リスクが低いこと」です。マネーフォワード ケッサイは従来から利用しているクレジットカードよりも低い手数料率で使用できることが確認でき、未回収リスクに関しても、始めの与信審査を通過すれば入金保証があるので、未回収リスクを回避しやすいことが分かりました。

また、テスト運用で実際の管理画面を確認させてもらう中で、「請求」「取引」「顧客」「振込」と項目を見るだけでどこでどの作業ができるのかが直感的に分かることや、CSVデータをアップロードする際の画面表示の分かりやすさなど、UI・UXが非常に優れていることに感銘を受けました。当初は、3ヶ月間のテスト運用を経て採否を決定する予定でしたが、テスト運用期間が1ヶ月過ぎた頃には本導入を決心していました。

「ビジネスの”幅”が広がり、売上も導入前の5~6倍に拡大することができました。」

マネーフォワード ケッサイを導入していかがでしたか?

導入に関しても、非常にスムーズに進めることができました。導入前は、与信審査が通らなかった場合はどういう対応が必要なのだろうか、口座振替の場合の処理は自社内で対応することになるだろうか、と心配していましたが、実際に導入してみると、いずれの懸念も杞憂に終わりました。与信審査に関しては、ほぼ全てのお客様が審査を通過していて、当社での個別対応は発生しませんでした。また、口座振替に関しては、マネーフォワード ケッサイとお客様のやりとりで完結しているので、当社側での対応は発生しませんでした。

実際の業務に関しても、インポートするCSVデータのフォーマットがシンプルで対応しやすく、請求金額のダブルチェックと個別に修正が必要なお客様の対応などを含めた請求業務全体でも、毎月1人×2~3時間ほどで完結できるようになりました。

また、運用する中で発生する不明点は、サポートページのドキュメントを確認することで多くの場合は自己解決できていて、カスタマーサポートへの問い合わせに対しても迅速に対応してもらえるので、請求業務を滞りなく進めることができています。

月初第1営業日中に請求を締める必要があるので、請求業務自体の処理スピードとサポート対応のスピードは非常に重要であり、助かっています。また、経理部や事業部といった連携する部署における業務負荷の軽減にも繋がっており、各部署から感謝の声をもらっています。

マネーフォワード ケッサイを導入した1番のメリットは、なによりビジネスの”幅”が広がったことです。従来、請求書払いには手作業で対応していたので、対応可能な件数に限界があり、一方で、請求業務に人員を増やすことも現実的ではありませんでした。そんな中、マネーフォワード ケッサイを利用することで、人員を増やすことなく従来の50倍近くの件数にも対応できる体制を整えることができました。これによって売上も大きく増やすことができ、マネーフォワード ケッサイ導入前から比較すると、5~6倍まで売上を伸ばすことができました。

「SaaS型のビジネスモデルにおいて、請求書払いを受け入れる体制の構築が非常に重要だと感じました。」

最後に、今後の展望と導入を検討されている企業様へのメッセージをお願いします。

当社の場合は、顧客登録の段階からWEBフォーム経由でお客様に直接情報を入力していただき、この情報を請求情報と紐づけ、CSVに変換しマネーフォワード ケッサイに取り込むことで、登録から利用、請求までの流れを一元化・省力化することに成功しました。SaaS型のビジネスモデルのサービスは今回のAmiVoice APIのほかにも社内でいくつか展開しているので、マネーフォワード ケッサイの社内での横展開も考えています。

WEB完結できるSaaS型のビジネスモデルにおいても、請求書払いを受け入れる体制を作るか作らないか、あるいは請求業務を自動化するかしないかは、ビジネスの成長に大きく関わってくると思っています。当社は、マネーフォワード ケッサイの導入によってビジネスプロセスを大きく改革することに成功しました。導入するかどうかを迷われている方でも、まずは小さな一歩を踏み出して、試しに始めてみると良いのかなと思っています。きっと、もう少し早くから導入すれば良かったと感じられると思います。

当社は、引き続き音声認識を誰でも利用可能な状態にすることを目標に、会議、医療、コンタクトセンター、建設、不動産、物流、製造などの領域特化型音声認識エンジンおよび、それらを活用したユーザーが求めるサービス、プロダクト、ソリューションを提供していきたいと考えています。

株式会社アドバンスト・メディア

「HCI(Human Communication Integration)の実現」をビジョンに掲げ、人が機械に自然に意思を伝えられる「ソフトコミュニケーションの時代」を拓くべく、音声認識ソフトウェア・クラウドサービス市場シェアNo.1(出典:ecarlate「音声認識市場動向2024」)のAI音声認識AmiVoiceを主軸とした事業を展開しています。会議、医療、コールセンター、建設・不動産、物流・製造などの領域特化型エンジンおよび、それらを活用したソリューションは幅広いシーンで活用されています。

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