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投資を目的とした資金調達にファクタリングは利用できる?

投資を目的とした資金調達にファクタリングは利用できる?

企業の成長には投資は不可欠です。設備や人材開発へ投資することもありますし、資産を増やすための投資をすることもあるでしょう。この記事では、投資を目的とした資金調達に、ファクタリングを利用できるかをご紹介します。

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目次

ファクタリングの特徴

まず、ファクタリングとはどんな資金調達方法なのかをご紹介します。

売掛債権をファクタリング事業者に買い取ってもらうことで資金調達できる

ファクタリングは、売掛債権をファクタリング事業者に買い取ってもらうことで資金化できるスキームです。契約を締結したら、売掛債権額から手数料を差し引いた額がファクタリング利用者の銀行口座に振り込まれます。

ファクタリング利用者とファクタリング事業者で契約を結ぶ2者間ファクタリングでは、売掛先は原則、ファクタリングの利用を知ることはありません。そのため、売掛金はファクタリング利用者の銀行口座に振り込まれ、その後利用者が振り込まれた金額をファクタリング事業者へ振り込みます。

一方、3者間ファクタリングは、ファクタリング利用者・ファクタリング事業者で契約を結ぶ点では2者間ファクタリングと同じですが、売掛先から直接ファクタリング事業者に売掛債権の決済額が振り込まれます。

▼より詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
「2者間ファクタリングと3者間ファクタリングの違い」

資金化までの時間が短いのがメリット

ファクタリングは、資金化までの流れが速いのがメリットです。銀行融資の場合、新規で申し込むと2週間~1カ月は審査に時間がかかります。さらに、不動産を担保に入れる場合や保証協会の保証を付ける場合には、もっと時間がかかることもあるでしょう。しかし、ファクタリングは短期間での資金化が可能なので、銀行融資等では間に合わない喫緊の資金ニーズが発生した際に活用できます。

銀行融資と審査の対象が異なる

ファクタリングの審査は、銀行融資と対象が異なります。銀行融資の場合、融資を受ける側が赤字だと新規で融資を受けるのが難しいですが、ファクタリングの場合は売掛先企業の業績が良く、売掛債権の回収に問題ない場合には利用できることも多いです。銀行で断られてもファクタリングなら利用できるケースもありますので、資金調達が必要なら相談してみてもいいでしょう。

キャッシュフロー改善につながる

ファクタリングの利用をすることで売掛債権の資金化が可能なため、負債をつくらずに資金を増やすことが可能です。貸借対照表の内訳上では現金が増えることになり、キャッシュフロー改善になります。

キャッシュインより先に、大きな金額のキャッシュアウトが発生しがちな業界(広告代理業、建設業、システム受託業など)であれば、ファクタリングを活用することでキャッシュフローを改善、事業の拡大につなげることもできる可能性があります。

銀行融資は資金使途に厳しい

ここでは、銀行から融資されたお金の使い方についてファクタリングと比べてご説明します。

銀行融資は資金使途に厳しい

銀行融資は、企業の過去3期分の決算書や事業計画書などを見ながら融資の妥当性を考えます。そのため財務状況によっては、支援に前向きな姿勢を見せないケースもあるのです。投資に関しては、その企業に対して無理がない投資なのかを審査されますし、投資として申請した資金使途以外に利用するのも禁止されています。

資金使途違反をするとその後の取引にも影響が出る

銀行は資金使途に厳しく、融資を実行した後も銀行口座の動きを見ながら、資金使途と異なるお金の使い方をしていないかをチェックします(資金トレース)。そのため、資金使途違反をすれば、その後融資を受けられなくなったり、融資の早期返済を求められたりします。例えば、運転資金の名目で融資を受けたのに、その融資を投資に使えば資金使途違反とみなされるので注意しましょう。

ファクタリングは融資ではないので資金の使い方に制限がつかない

ファクタリングは融資とは異なり、資金調達した資金の使い方について細かく説明をする必要はありません。そのため、投資をしたいのであれば投資に使えるなど、自由度が高いです。

ファクタリングで資金調達した資金で投資する際の注意点

ファクタリングを利用した資金調達は、自由度が高く、設備投資や資産投資に利用することも可能です。ただし、注意点もあるのでよく理解してから利用しましょう。

融資に比べると手数料が高い

ファクタリングは銀行融資の利息に比べると手数料水準が高いです。貸金業に該当しないので、貸金業法に乗っ取った手数料の上限を設ける必要がありません。その結果、悪徳なファクタリング事業者の中には、常識の範囲を超えた高い手数料を請求するところもあります。そのため、利用する場合は必ず、手数料率や運営企業の信頼性を確認するようにしましょう。

続けて利用すると資金繰りを圧迫する可能性もある

ファクタリングは計画的に利用しないと、ファクタリングを利用し続けなければ経営できない状態になってしまいます。売掛債権を前倒しで資金化するだけなので、本来売掛債権の回収日に資金繰りが悪ければ、続けてファクタリングを使う必要が出てきてしまうからです。自社の資金ニーズについてよく考えたうえで、ファクタリングと融資等の他の資金調達手段、状況に応じて適した方を活用していきましょう。

まとめ

ファクタリングを利用した資金調達は、銀行融資に比べると企業の判断で自由に資金の使い道を決めることができます。当然、ファクタリング利用者の判断で投資に使うことも可能です。ただし、手数料は銀行融資に比べて高い傾向になり、資金繰りを圧迫する可能性もあるので、計画的に利用していきましょう。

▼より詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
「ファクタリングのメリット・デメリットとは?」

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【監修】マネーフォワードケッサイ株式会社

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