株式会社 Shirofune

「Shirofune」というクラウドの広告運用サービスを提供しています。具体的には、Google広告やYahoo!プロモーション広告などの検索広告やディスプレイ広告の構築から運用最適化、レポーティング、改善までを一気通貫して行っています。従来、運用型広告は非常に高度なスキルと経験を必要とします。我々のサービスでは、必要なスキルや経験をアルゴリズム化しシステムとして提供しているので、スキルや経験のない方でも簡単に広告効果を得ることができます。

我々のサービスは2018年初頭にリリースしたのですが、サービス開始直後はクレジットカード払いにしか対応していませんでした。しかし弊社が扱っている広告という商材の関係上、使用できるクレジットカードのブランドが限られてしまい、徐々に請求書払いの要望が増えてきていました。スタートアップであるがゆえに人的リソースが不足していたため、自社で請求書払いに対応できておらず、その結果、顧客の取りこぼしが発生してしまっていました。そのため、できるだけ早く請求書払いに対応できる決済代行サービスを導入したいと考えていました。

APIを介して、望んだ通りに自社システムとシームレスに連携できるという点に惹かれ導入を決めました。先述の通り、人的リソースが限られている中で成長していくためには、サービス開発など自社のコアとなる部分に注力するべきであり、コア以外の業務は極力最小限の工数にする必要がありました。そのためにはAPIでシームレスに連携できることが重要でした。 

加えて、お金を扱うサービスなので、基盤が安定していることと、セキュリティがしっかりしていることは重視していました。マネーフォワード ケッサイの親会社であるマネーフォワードは、"技術力のあるエンジニア集団"として一定の認知度があります。そのグループ会社が提供するシステムであれば、セキュアで安定したサービスを提供してくれるであろうという安心感がありました。

課題であった請求書払いへの対応が解決され、顧客の取りこぼしがなくなりました。

画面上で請求書払いの問い合わせが選択できるようになり、工数をかけずに請求書払いに切り替えられるようになったことはビジネス的なインパクトが非常に大きいと感じています。請求書払いを希望していた顧客を獲得することで、取引先数を約30％は増加させることができました。また、請求業務に割かれる工数がほぼなくなり、サービス開発といったコア業務に注力できるようになりました。 

導入の問い合わせをしてから、代表の冨山さんとのミーティングや、仕様検討・実装・テストなどを経て、約1ヶ月でリリースすることができました。このスピード感は非常に魅力的でした。

対応領域の拡大をしていきたいと考えています。現在はGoogleとYahooの検索広告と、リターゲティングなどのディスプレイ広告に対応していますが、今後は、FacebookやAmazon広告等にも対応していければと考えています。 

加えて、社名の由来にも関連しているのですが海外展開です。Shirofuneという社名の由来はペリーの黒船を意識しています。我々は、その黒船を海外企業ないしその企業が提供するサービスととらえています。昨今、日本で利用されているWebサービスを見てみると、google,facebook,twitterと海外企業のサービスばかりです。我々は日本から海外に向けてこのサービスを展開していくことを起業当時から視野に入れています。 

マネーフォワード ケッサイは自社システムと簡単にAPI連携でき、請求書による後払い決済の機能を最小限の工数で導入することが可能です。自社サービスに最小限の工数で請求書払いの機能を導入したいのであればぜひご検討ください！