CASE
導入事例

突発的に現金を用意しにくい小規模事業者のお客様にも、アプリ経由で24時間いつでも掛け払いをご利用いただけています。

株式会社カインズ

株式会社カインズ

プロ事業部 新規事業開発部 久保 秀予様

キーワード

課題・背景

  • 突発的な資材・機材注文の際に自社の与信基準では掛け売りを提供できない小規模・個人事業主のお客様に、柔軟な支払いオプションを提供したかった

  • 人員が限られた新規事業開発のチームで、新たに生じる請求業務に対応する必要があった

  • サービスアプリの提供開始時から掛け払い(請求書払い)を選択できるよう、早急にAPI連携を進める必要があった

↓

効果

  • アプリ経由で24時間いつでも素早い審査と高い通過率での掛け払い(請求書払い)を小規模・個人事業主のお客様に提供

  • 新規事業のために人数体制を変更することなく、既存事業の請求業務チームのみで対応可能

  • スムーズな開発進行で、クレジット決済に先んじてアプリ提供開始時から掛け払い(請求書払い)を実装

「建設業界の個人事業主・小規模のお客様に特化した、”資材調達”、”道具選び”、”経営支援”を行う会員制サービスプラットフォーム兼卸売店舗です」

御社の事業内容を教えてください。

私たちは、製造小売のホームセンター「カインズ」を全国に225店舗(※2021年2月16日時点)、チェーン展開しています。

今回、マネーフォワード ケッサイを導入した新業態「C’z PRO」は、建設業界の個人事業主・小規模のお客様に特化した、資材調達・道具選びのサポート、および経営支援を行う会員制サービスプラットフォーム兼卸売店舗です。

建設業界は、多くの小規模の事業者様によって支えられています。
しかし、このような事業者様は、本業の作業だけでなく道具・資材の準備から事務作業まで、すべてを行う必要があり非常に多忙
です

そのような小規模のお客様の悩みを解決するため、アプリ上で資材・道具の注文・決済、さらにはコミュニティ活動ができることに加え、店舗で商品受け取りや相談ができる、サービスプラットフォーム「C’z PRO」を開発しました。店舗では経営サポートを受けることもできます。

デジタル化によりお客様の体験をどう豊かにできるか、お客様にどんな価値を提供できるかということを、新しいカインズを作っていく上の注力領域として位置付けており、「C’z PRO」は、アプリ等のデジタル接点を通してよりスムーズな顧客体験やコミュニティ機能を提供することで、従来の小売業の枠を超えていく事業にしていきたいと思います。

「多忙な小規模のお客様に、24時間いつでも掛け払い(請求書後払い)ができるサービスアプリを提供したかった」

なぜ請求代行の導入を検討されたのですか?

建設業界では、突発的に資材や機材が必要になることがよくあります。
建設資材・機材は、前払いでの対応が難しい100万円単位の高額商材も多く、弊社の与信基準・与信プロセスでは小規模のお客様に掛け払い・請求書払いを提供することができない状況でした

またオンライン上で注文から決済を行えることが「C’z PRO」の1つの特徴であるため、サービスアプリと連携して与信審査や請求ができるサービスの導入が必要でした
加えて、人員が限られた新規事業開発チームが本業の事業開発に集中するためにも、請求業務を自動化できないかと考えていたことも、導入を検討した理由でした。

マネーフォワード ケッサイを選んだ決め手は、請求までのプロセス構築とアプリ連携に向けた、柔軟かつ手厚いサポート体制です。
請求プロセスを作っていくにあたり、弊社の社内的な都合や業界特性などを加味してものを作り上げる必要がありました。担当の方と打ち合わせをした際、弊社事情を汲んだ上で的確なアドバイスをしてくださり、柔軟に対応していただけると感じました。

また、サービスアプリに与信機能がある決済サービスを連携するのは、弊社として初めての試みだったため、開発面でのサポート体制の充実とAPI連携のしやすさも決め手の一つでした。

「C’z PRO」は小規模のお客様に対する経営サポートの提供を目指していたため、受け取った請求書を無料でクラウド管理してくれる買い手向けサービス「マネーフォワード ケッサイ インボックス」の機能も、マネーフォワード ケッサイを選ばせていただいた一つの理由です。


「スムーズな開発進行でアプリ提供開始時から請求書払いができるように。業務時間外の注文・決済にも、請求業務の負荷を増やさずスムーズに対応できています」

マネーフォワード ケッサイを導入していかがでしたか?

請求プロセスの構築とアプリとの連携は非常にスムーズに進み、クレジット決済に先立ち、アプリの提供開始時から掛け払い決済をお客様に提供することができました

特に開発プロセスに関しては、両社の開発部門同士がダイレクトにやり取りできる環境を作っていただいたため、事業開発側のメンバーがサービス提供開始に向けた業務に集中することができました。

また、「C’z PRO」は新規事業であるため人員が限られているのですが、請求業務に関しては専属メンバーを付けることなく通常店舗の10名程度の請求チームで対応できている状況です。

アプリ上で24時間注文ができる仕様のため、業務時間外でも与信業務・請求業務を自動化できている点でも請求業務の負荷削減・売上貢献に繋がっています。

未入金の心配がなく販売した分の金額を売掛金として処理できる点も、ビジネス上のメリットが非常に大きいと感じています

与信審査結果も8割程度は当日中に返していただいている他、通過率は9割前後で、否決の場合も住所間違いなど入力ミスの場合がほとんどです。

「請求代行サービスの導入を検討している企業様は、悩む前にまずは相談してみることをお勧めします」

最後に、今後の展望と導入を検討されている企業様へのメッセージをお願いします。

今後はサービスの質の向上と並行して、より多くのプロの方に使っていただくために「C’z PRO」の店舗を広げていき、中長期的には建設関連業界のデジタルトランスフォーメーションをカインズが先導して推し進めていければと考えています。

今回「C’z PRO」に決済代行サービスの導入を検討していた際、「本当に自分たちできるのか」と悩んでいましたが、実際に担当の方に相談させていただいたことで「自社の課題を踏まえた上でどのような方法が可能か」と、前向きに考えることがきました。

請求代行サービスの導入を検討している企業様は、悩む前にまずは相談してみることをお勧めします。


株式会社カインズ

株式会社カインズは、28都道府県下に225店舗(※2021年3月末時点)を展開するホームセンターチェーンです。

「くらしに、ららら。」を企業メッセージに、日常生活に寄り添うライフスタイルの提案と、住空間の トータルコーディネートを意識した商品づくり、店舗づくりに努めています。くらしを豊かにする商品を、オリジナル商品の開発と、独自の仕入れ・物流システムの活用により、毎日低価格で提供します。


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