〜納品書単位での消費税計算に対応した請求書と取引明細書を同時に発行し、インボイス制度に対応〜
マネーフォワードケッサイ株式会社は、企業間後払い決済・請求代行サービス『マネーフォワード ケッサイ』において、納品書のやり取りが発生する物販企業・EC事業者向けのインボイス制度(適格請求書等保存方式)対応機能の提供を開始しました。これにより、ユーザーは納品書単位で消費税計算をする場合でも、インボイス制度の要件を満たしたインボイス(適格請求書)と適格返還請求書の発行ができるようになります。
インボイス制度は、一つの請求書につき税率ごとに1回の端数処理を行うのが原則※1です。しかし、交付された複数の書類相互の関連が明確で、納品書に税抜価額か税込価額を税率ごとに区分して合計した金額と、適用税率、消費税額が記載されている場合は、納品書ごとに消費税計算を行い端数処理をした場合でも、請求書と複数の納品書をあわせてインボイスの必須記載事項を満たすことも可能です※2。
この度の機能追加で、請求書と納品書に代わる取引明細書の二つの書類により、インボイスの必須記載事項を満たすことで、納品の都度消費税計算をしている売り手企業でもインボイス(適格請求書)の発行が可能になります。
・インボイス制度対応機能の詳細について
URL:https://mfkessai.co.jp/kessai/invoice
※1 国税庁「適格請求書等保存方式の概要」P.8
※2 国税庁軽減税率・インボイス制度対応室「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」問65(複数書類で適格請求書の記載事項を満たす場合の消費税額等の端数処理)
物販企業・EC事業者では、取引の際に納品書のやり取りが多く行われており、納品の都度、消費税計算が発生しています。しかし、インボイス制度では一つの請求書につき、税率ごとに1回の端数処理を行うのが原則とされています。そのため、納品書ごとに消費税計算をする従来の商習慣では、納品の都度インボイスを発行・保存しなければならず、請求業務の負担が増加してしまうという声をいただいていました。
今回の機能追加により、納品書の代わりとなるインボイス制度の記載要件を満たした取引明細書と請求書を発行することで、これまでの消費税計算方法を継続したまま、ひと月の納品分全てを一つのインボイスにまとめて発行できるようになりました。
また、適格請求書発行事業者に求められるインボイスの写しの保存に対応しており、発行したインボイスはいつでもクラウドからダウンロード可能です。さらに『マネーフォワード ケッサイ』は、改正電子帳簿保存法(以下「電帳法」)の法的要件を満たしていることを証明するJIIMA認証を取得※3しています。本サービスをご利用いただくことでインボイス制度と電帳法の両方に対応できます。
※3 買い手企業向けの請求書管理サービス『マネーフォワード ケッサイ インボックス』も『マネーフォワード ケッサイ』の機能の一部としてJIIMA認証の要件を満たしています。参考プレスリリース「『マネーフォワード ケッサイ』がJIIMAの「電子取引ソフト法的要件認証制度」を取得」(2021年8月5日)
『マネーフォワード ケッサイ』は、取引先の与信審査から請求書発行、代金回収までの請求・決済業務を一括して代行する企業間後払い決済・請求代行サービスです。
URL:https://mfkessai.co.jp/kessai/top
※4 表明保証違反が審査通過後に発覚した場合等、例外的な場合は対象外です。
名称 :マネーフォワードケッサイ株式会社
所在地:東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者:代表取締役社長 冨山 直道
事業内容:ファイナンスサービスの開発・提供
提供サービス:
企業間後払い決済サービス『マネーフォワード ケッサイ』
スタートアップ向け資金調達サービス『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』
企業向け請求書カード払いサービス『マネーフォワード 請求書カード払い for Startups』
売掛金早期資金化サービス『マネーフォワード アーリーぺイメント』
URL:https://mfkessai.co.jp/corp/top
サービスに関するお問い合わせ:business@mfkessai.co.jp
※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。