Article
お役立ち記事

掛売りのメリット・デメリットを解説!

2021-07-29

企業間の取引などで行われる「掛売り」ですが、メリットもある反面、デメリットも存在します。この記事では、そもそも掛売りとは何か、掛売りのメリット・デメリット、掛売りのデメリットを回避するために利用したいサービスについてご紹介しましょう。

目次

掛売りとは?

まず、掛売りとはどんな仕組みなのかを改めてご紹介します。

商品の提供時に現金を回収しないのが掛売り

企業間で商品の取引をしたとき、後日、請求書を取引先へ送付して支払ってもらうことが多いのではないでしょうか。このように、商品やサービスを提供した時点ではなく、後から請求書の支払い期日までに現金を回収するのが掛売りです。

企業間取引は基本的に掛売り

企業間の取引は、基本的には掛売りで行われます。例えば、1月中に15回の取引が同じ取引先で発生したとして、1月末に締めて請求し、2月末に振り込みを依頼するという形です。毎回請求するのも支払いをするのも手間なので、掛売り対応することで取引が活性化するというメリットがあります。しかし、このようなケースでは売掛先に対して1カ月~2カ月の支払いの猶予を与えることになるため、この期間に売掛先の財務状況が悪くなることも十分考えられます。掛売りは便利ですが、リスクもあるということを忘れてはいけません。

クレジットカード決済も掛売り

普段使用している人も多いクレジットカード決済も、実は掛売りです。クレジットカードを利用すれば、実際の支払いを待ってもらえます。例えば、「現在はお金が手元にないけど来月はボーナスが出るから」という事情があれば、思い切って商品を購入することもできるでしょう。このように、掛売りは購買意欲をアップする効果があるのです。

掛売りのメリット

それでは、掛売りのメリットについてご説明します。

業務の効率化

掛売りをすることで業務の効率化につながります。1回1回の取引で請求書を作成することになれば、売掛先企業も商品を販売する企業も手間です。一方、掛売りにすることで、商品を販売する企業としては毎回請求書を作成する手間が省けますし、売掛先企業としては取引の都度現金を支払ったり振り込んだりする手間を省けます。その分、他の業務に力を注ぐことができるので、掛売りは業務の効率化に繋がるといえるでしょう。

手元に現金がなくても取引できる

掛売りにすることで、手元に現金がなくても取引が可能になります。例えば、来月大きな金額の振り込みがあると決まっているとしたら、その金額を一日でも早く使い事業の活性化につなげたいと思うことがあるでしょう。掛売りが許されていなければ、振り込みがあるのを待ってから新しい取引をすることになりますが、これは大きな機会損失になりかねません。そのため、手元に現金がなくても取引できる掛売りは、取引の活性化にもつながると言えます。

掛売りのデメリット

それでは、掛売りのデメリットについてご説明します。

支払いの遅延、貸し倒れのリスク

掛売りのデメリットは、支払いの遅延や貸し倒れのリスクがあることです。売掛先企業の業績が悪化すれば、期日通りの支払いができず、最悪の場合回収できなくなる恐れがあります。回収する売掛債権を見込んで商品の購入や、人件費の支払い計画などを立てていた場合、売掛債権を回収できなくなった企業の資金繰りは悪化してしまうでしょう。現金を回収してから商品やサービスを提供すれば起こり得ないリスクが、掛売りには発生します。

与信管理をする必要がある

掛売りをするということは、売掛先企業に信用を供与するということです。そのため、与信管理をする必要があり、その際に以下の点をチェックします。

  • 売掛商売をしていいか(与信供与の可否)
  • どれくらいの金額まで与信を許容できるか(与信限度額)

与信管理は、商売を始めるタイミングで行うだけではありません。月日が経ち、売掛先企業を取り巻く環境も変化するので、毎年行うのが理想です。

中小企業では、決算書の開示が義務ではありませんので、決算書で業績を確認することは難しいでしょう。ホームページなどがある場合には、取引が頻繁に行われているか、新しい商売が始まっているかなどの確認、外部調査機関の調査を確認したりするなどして情報を取りに行く姿勢が大切です。

できれば、売掛先企業を訪ねて面談しましょう。社員が辞めていないか、なくなったものがないかなど確認してください。資金繰りの悪化から社内でリストラをしたり、備品の売却などをしたりしている可能性があるからです。開示されている情報が少ない分、なるべく多くの情報を集めて総合的に判断することが大切になります。

毎月の請求業務が面倒

掛売りは、毎月の請求業務の取りまとめが面倒になるケースもあります。取引量が多い場合、一つでも取引明細を見落として請求書を作成してしまえば請求漏れにつながりますし、原因解明に時間がかかることがあります。受発注のシステムを請求書作成のシステムに連携させるなど、請求漏れを防げる仕組みを構築する必要があるでしょう。

掛売りのデメリットを回避するために利用したいサービス

最後に、掛売りのデメリットを回避するために利用したいサービスをご紹介します。

請求代行サービス

請求代行サービスは、請求書の発行・送付・入金管理を代行してくれるサービスです。万が一、売掛先企業からの入金がない場合には請求代行会社から催促をしてくれますし、回収できない場合のための保証も付きます。

請求代行サービスにおける保証とは、売掛債権が回収できなかった場合にも請求代行サービスが売掛債権の金額を保証してくれることです。通常、売掛債権が回収できなかったケースに合わせて保守的に現金を残しておく必要がありますが、請求代行サービスを利用することで与信審査を通過した売掛債権は確実に入金されるものとして事業計画を立てられるのがメリットと言えます。

保証をするのにあたり与信管理もしてくれて、売掛先ごとに取引限度額を設定してくれます。売掛債権を回収できなくなるリスクを確実に防ぎたい、与信管理が手間なので代行してほしいという場合におすすめのサービスです。

ファクタリング

ファクタリングとは、ファクタリング会社に売掛債権を売却することにより、売掛債権の入金期日より前に早期資金化できる仕組みです。ファクタリングで買い取ってもらった売掛債権が回収できなくても、債権を譲渡しているため、ファクタリング利用者は支払う必要はありません。その代わり、売掛先企業・ファクタリング利用者の信用力に応じた手数料が設定されます。売掛債権を確実に、期日より前に回収したい場合には、資金繰りを改善する効果があるファクタリングの利用がおすすめです。

まとめ

掛売りは、業務の効率化につながったり、手元に資金がなくても取引ができたりといったメリットがあります。一方で、掛売りにすることにより資金回収できなくなるリスクや、与信業務を行わなければいけないデメリットもあります。

デメリットを回避するためには、請求代行サービスやファクタリングといったサービスを利用するのがおすすめです。特に請求代行サービスの場合は、与信業務や保証も魅力的ですが、請求書の発行から入金管理までしてくれます。経理担当者の負担を軽減したい場合には、利用を検討してみてはいかがでしょうか。


「請求代行」お役立ち資料ダウンロード

請求業務の効率化に役立つ資料や「マネーフォワード ケッサイ」のサービス紹介資料を用意しています。

そのほかの記事